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*市バスでユースへ行く   〜2004年5月20日〜

 

ディーポからユースへ行くにはどうすんだ・・・と案内板で見てみると、4番の市バス

1本でユースの近くまで行くらしかった。

バス代はキャッシュだと$2.5=約205円。高いな。

しかもちょうどのコインがなかったので、ディーポの中にあるコーヒーショップで「モカ」

なるものを頼んだら、超甘ったるいココアだったので余計に喉が渇いてしまった。

何回通るのかなぁ、ここ・・・

 

それから荷物を持って外へ出て、目の前の道沿いにあったバスストップで少し待って

いると真っ赤な色のバスがやってきた。

バスは少し街の中を走ったが、途中からは高速道路みたいなこ綺麗な道をずっと

走った。

なんだかやたらと近代的な雰囲気の道路で、何台か同じ真っ赤なバスとすれ違う

以外ほとんど普通車を見なかった。

後からわかったのだが、どうもこれはバスやトラックといった一部の車のみが走れる

専用道路だったようだ。

オタワは新しくて綺麗な街と聞いていたが、確かにそんな感じだ。

途中にあるバスストップはみんな真っ赤に塗られていて、なんだか玩具みたいで

可愛いかった。

しかし途中からかなりの雨が降り出してしまった。

なんだか近未来的

 

やがて、だだっ広い緑の野原(?)にある大きいバスストップに着いた。

イロイロなルートのバスが停まるらしく、人も大勢居た。

その頃には車内にアタシしか乗客が居なかったのだが、運チャンが

「どこに行く?」

と訊いてきたので、さっき案内板で調べた通り

「リドーストリートとニコラスストリートの角まで」

と言った。すると彼は

「この先は大回りになるから降りて別の4番に乗りなさい」

と教えてくれた。

そこで降りて別の4番バスを待っていると、バス会社の人らしいおじさんが

「空港へ行くのは97番だよ」

と言うので(アタシの荷物が多いので空港へ行くと思ったらしい)行き先を言うと、

「じゃあ95番だね」

と言ってアタシを混乱させた。えっ、えっ、どれだよぉ〜〜〜!?

と迷っている間にも、4番やら97番やら95番やら何番やらと、たくさんのバスが次

から次へと停まっては去ってゆく。

う〜、わからんっ!としばらく悩んだが、やっぱり自分の信じる道を行こうと決め、

結局4番に乗った。

そのバスはバスストップに停まるにつれて徐々に混んでいったが、街の中をしばらく

走ったのでダウンタウンの様子は良くわかった。

てぃむチェック(てぃむてぃむがどこにあるか)をしているうちにバスは目抜き通りに

出た。

左手にはリッパな石造りの建物があり、大型観光バスがたくさん止まっている。

きっとこの辺りが有名なオタワの国会議事堂だな、と思いながら見ていると、今度は

周囲が賑やかなショッピング街となった。

そこら辺がリドー・ストリート・モールという所で、アタシが降りるべき場所だった。

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*オタワの監獄ユース

 

雨が降る中「歩き方」の地図を頼りに荷物を引きずりながら2ブロック進むと、左手に

ユースホステルが見えた。

なかなかリッパな建物で、外観だけでは監獄という感じはしなかった。

幅の高い石段をフラフラと数段上がって玄関から中へ入ると、ロビーは広めで明る

かった。

昔は刑務所今ユース

 

感じのいい若いおねーちゃんたちが受付をしてくれ、女性用ドミトリー4番の部屋の

5番ベッドとなった。

シーツも借りたがカウンターの上に忘れ、荷物だけを持ってドアの奥へ入るとそこ

からは監獄っぽくなってきた。

大きくて重いドアを頑張って開けると薄暗い狭い廊下が続き、それに沿って5つの

部屋が右側に並んでいた。

どの部屋のドアもみんな黒い鉄格子で出来ていて、まさに牢屋だった。

後は白いペンキで塗られた冷たい石の壁が連なり、天井の所々の裸電球が廊下を

薄暗く照らしていた。

廊下の奥の突き当たりが洗面所とトイレで、そこに一番近い部屋がアタシの牢屋

だった。

部屋の中は廊下よりさらに薄暗く、狭い中に2段ベッドが3つ並んでいた。

他には誰も居なかった。

確かに寒々しい感じでさすが元監獄だなと思ったが、想像していたのよりは意外と

明るくてマトモな気がした。もっとスゴイのを想像していたんだけど・・・。

        

暗さをそのまま載せてます ベッドはきしんで良くない     これがドア

 

ここでやっとシーツを忘れてきたことに気付き、慌てて受付へ取りに戻るとカウンター

のおねーちゃんたちに笑われた。

まぁともかく部屋に戻って5番のべッドに荷物を置き、必要なモノだけを持って外へ

出た。

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*オタワ最初の観光

 

外はあいにくの雨降りだった。

ユースの階段脇にあったお知らせ板でゲットした情報では少し歩いた所にスーパー

があるそうなので、さっそくそこへ行き食料を買い込んだ。

さっきバスが走っていた目抜き通りは、夕方になると帰宅ラッシュで随分たくさんの

車と人が居た。

市バスもズラッと並んで全然動けなくなっていた。

すごいなぁ。さすが首都だなぁ。

とりあえず残りの時間で「カナダ戦争博物館」という所へ行ってみた。

木曜日の16:00〜は無料だったので(今日は木曜)。

行ってみるとそれは国立美術館の隣にあり、カナダの戦争の歴史に関してイロイロ

展示してあった。

ガイドの勉強のために借りてきたPEI(プリンスエドワード島)に関する本の中に、

PEIの歴史の本がある。

それがなかなか面白く、PEIだけでなくカナダ東部の歴史も一緒に勉強することが

出来た。

なので博物館を見ていると「あぁ、これね〜」と思える箇所がたくさんあって、ちょっと

嬉しかった。

 

博物館を出てから、さっき見かけた韓国系のネットカフェに行って少しメールチェック

と天気予報チェックをした。やけに安かった。

それからショッピングモールの中のフードコートで中華を食べ、ユースに戻る途中に

あるホテルのロビーで日本の父上母上に電話をした。

 

ユースの部屋に戻ってみると、アタシがベッドの上と下を間違えていたことが発覚した

が、間違われた白人の若いおねーちゃんは「全然オッケーよ♪」と感じ良く言って

くれたのでホッとした。

「ゴメンね、アタシってサザエさんだから」と言いたかったが、サザエさんを知るはず

がないので言わなかった。もし知っていたらコリャビックリだが。

この時間になると他のベッドの人たちもみんな居た。6つ全てが埋まっていたので

予約しておいて正解だったらしい。

 

洗面所で、同じ部屋の韓国人の女の子Mと知り合いになった。

若かったがとてもいい子で、アタシたちはすっかり仲良しになった。

彼女は日本のエンターテイメントについてとてもよく知っていたが、アタシが

「今、日本はすごい韓国ブームだよ。ヨン様とか。」

と教えたら目を丸くしていた。

彼女は明日の午後オタワを発ってケベックへ行くということだったので、アタシが

明日の朝食を誘い、一緒に取ることになった。

 

こうして、それぞれの収監者はそれぞれのベッドで一晩過ごした。

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