★マウスを置くと指の形になる写真は、クリックすると拡大画像が見られます★

プリンスエドワード島のタウン情報はこちら

 

*和やかな面接       〜2004年4月8日〜

 

やっと面接の日が来た。

起きていい服いいクツで支度をし久しぶりに化粧もして部屋から出ると、台所に

フレッドおじちゃんの奥さんが居た。

バサバサ髪に寝巻き姿のままタバコを吸っていてボサーッとした雰囲気だが、悪い

人ではなさそうだ。

彼女に「いつ出るのか」と訊かれたので「明日」と答えておいた。

 

今日はダウンタウンのコーヒーショップに10時の待ち合わせだったので、それまで

またてぃむてぃむで朝ご飯を食べながらハリー・ポッターの続きを読んでいた。

またじーちゃん軍団に取り囲まれた。

それから時間より少し早めに指定の店へ移った。そこは誕生日にケーキを買った店

だった。

いい雰囲気で気に入っている。

やがて時間になると、会社を取り仕切っている女性Mさんがやってきた。

おぉ、懐かしい。4年前のままでいらっしゃる。

とてもざっくばらんな感じの人で、面接と言うより楽しくおしゃべりをするといった風

だった。

アタシは今度はムリして良く見せて採用して欲しいとは思っていなかった。

それをすると合わない会社でまた失敗することになる。

アタシとしても、その会社が自分に合うのかよく確かめたかった。

でも彼女は感じが良く会社の方針や雰囲気も合っているようだったので、今度は

大丈夫という気がした。

色々話した後、会社社長のカナディアン男性にも会わなければ独断では決められ

ない、ということだった。

しかしなんとその人は普段はロブスター漁師をやっているという!

今日は都合がつかずムリで、会うのは明日でなければならなかった。

アタシが「アンブローズのオバちゃんに明日出るって言ってきちゃいました」と言うと、

彼女は明日の晩家に泊めてあげようと言ってくれた。

な、なんて親切な人なんだ・・・・・。

 

感動しつつ、1時間ほどで別れた。

明日英語で会話すれば、アタシがいかに英語が出来ないかわかるはずだ。

それでダメと言われたらそれまでだ。

あんまり期待しないでおこう。アタシの英語じゃあね・・・・。

それにしても、同じ面接でもイエローナイフの会社のとは大違いだったな。

あの時

「貴方の長所と短所を二つずつ述べて下さい。」

とか言われて、今時そんな面接がまだあったのかとビックリしたっけ。

海外の日本人コミュニティが日本より日本的だといういい例だ。

ページの先頭へ戻る

 

*夢のような現実     〜2004年4月9日〜

 

翌朝はとてもいい天気になった。惜しい、誕生日からこうだったらいいのに・・・。

支度をしてチェックアウトし、宿の前でMさんが迎えに来てくれるのを待っていると

フレッドおじちゃんもヒマそうに出てきて、タバコを吸いながら

「いや〜、やっぱりアンタはそんな歳には見えないよ」

とまた言ってくれた。へっへっ参ったね。

 

それからMさんが車でやって来た。車は会社のロゴが入っていてとても綺麗だった。

荷物を乗せフレッドに別れを告げ、色々しゃべりながら見ていると車は橋を渡って

閑静な高級住宅街を抜けていった。

まだ緑はあまりないが広々とした土地にポツンポツンとかわいい家が建っていて、

つくづくPEI(プリンスエドワード島)の家はみんなかわいいなぁと実感した。

今まで随分カナダ国内を周ってきたが、PEIの家々が一番カワイイと思う。

 

やがて車は1軒の家に着いた。

そこはMさんの家ではなく、社長兼漁師のカナディアン男性のお姉さんの家だった。

お姉さん一家が今アメリカに旅行に行っているので管理を任せされているらしい。

家族ぐるみのお付き合いだぁ・・・と思いつつドアを開けると、カワイイ2匹のネコが

居て嬉しくなった。

イヌもいいけど、ネコの方がもっと好きなんだよね〜。

さっそく仲良くなり、一緒に外のデッキで日向ぼっこをした。

隣の家はずっと先、目の前はなだらかな丘と海。

静かで人通りもなく、なんだか軽井沢か八ヶ岳に遊びに来たみたいだった。

 

それから、社長兼漁師さんに会いにノースラスティコという所へ車で行った。

ノースラスティコというのはPEIの北側の港町で、赤毛のアンで有名なグリーン・

ゲイブルスがあるキャベンディッシュという街の東隣にある。

シャーロットタウンからだと島を縦断する形になるのだが、なにせ小さい島なので

すぐ着いてしまった。

社長兼漁師のKさんはとてもフレンドリーで優しい素敵な男性で、最初はハラハラ

していたのだがすぐ慣れる事が出来た。

色々おしゃべりをし、かなりヘタクソな英語だったにも関わらず

「是非手伝ってね」

と言われ、なんだかあっさりと採用が決まってしまったらしかった。

えっ、いいの?ホントに?後悔しない??

さすがに口に出しては言わなかったが、こんな英語で大丈夫なんだろうかとアタシの

方が心配になった。

 

それからドライブをして、キャベンディッシュビーチやノースラスティコ港を見せて

もらった。

たくさんのロブスターの罠が用意してあり、5月1日の漁解禁日を待つばかりとなって

いた。

乱獲から保護するために、ロブスター漁は解禁時期や罠の数など法律で色々制限

があるらしい。

「トロントから戻ってきたら美味しいロブスターを食べさせてあげるよ」

なんて言ってくれて、つくづくいい人たちだなぁと思った。

       

PEIならではの風景       海はまだ凍っていた

 

その日は夕食もご馳走になり、本当に幸せだった。

こんなに良くしてもらっていいんだろうかと本気で思う。

ページの先頭へ戻る

 

*トロントへ行ってきます  〜2004年4月10日〜

 

ノースラスティコから戻って泊まった翌朝、また朝食をご馳走になってから荷物を

まとめた。

こうしてめでたく採用されることになったので、しばらくトロントへ行く間いらない荷物

を預かってもらうことにした。

3WAYキャリーバッグは置いていき、中サイズのスポーツバッグに必要と思われる

モノのみ詰め込んだ。

 

ワーホリビザが4月23日で切れるので、イエローナイフに居る間にビジタービザの

切り替え申請を出した。

が、まだビジタービザが届かないものの今度はワークパーミットに切り替えなければ

ならなくなった。

 

※ワークパーミット:働くのに必要なビザ。通称ワークorワークビザ。

 

ビジタービザが届く前にワーホリビザの期限が切れたらビザ無しになってしまうが、

申請中なら不法滞在とはならない。

もちろん新しいビザの日付が以前のビザの日付から続くようになっていればだが。

 

ワークビザの申請というのは、ビジタービザのそれよりも難しいらしい。

まず会社側が必要な書類を揃えて雇用センターのようなところへ申請をする。

もしセンターが「これはカナダ人だって出来る仕事でしょ」と判断したら却下。

まぁ日本語ガイドなら問題ないのだが。

次に、センターからOKの書類が届いたら今度は雇用される人が必要書類を揃えて

イミグレーションに申請するらしい。

申請書はもちろん英語だし職歴証明書なども要る。面接を受ける場合もあるらしい。

しかもワーホリビザからの切り替えならカナダ国内で済むのに、ビジタービザからの

切り替えだと一度カナダ国外に出なければならないという。

ゲゲッ、めんどくさい・・・・。

 

というワケでこれから色々アタマを悩ませる事がありそうだが、とりあえずPEIを出て

トロントへ戻ることにした。

宿ははっきり決まっていないのだが、まぁ行ってから考えよう。

ビンボーなのでやっぱり飛行機なんて贅沢な手段は使えず、またもやバスで行くこと

になった。

Mさんに車でバスディーポへ送ってもらい、いっぱい礼を言って再会も約束して別れ、

アカディアンラインズのバスに乗り込んだ。

本当に良くしてもらっちゃってもうこれだけで十分・・・・じゃなかった、ちゃんと恩に

報いるよう働かなければ。

出来るのか?このひどい英語力のアタシが??

ディーポよりバスの方が大きいかも

ページの先頭へ戻る

 

 

 

 


 

 

SEO 冠婚葬祭 無料レンタルサーバー ブログ SEO