<15日目・バス移動/シャーロットタウン>

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*PEIへの長い道    〜2004年4月2日〜

 

夜中、アナウンスで起きて慌てた。リビエール・ドゥ・ループらしい。

降りると小さな小さなディーポと、バスが3台くらいしか停まれないようなプチ駐車場

があった。

ディーポの中に入り、新しいチケットを作ってもらって外へ出た。

次はアカディアンラインズのはず。バスはどこだ?

さっきまでのバスの隣にもう1台オルレアンエクスプレスが停まっていたが、アカディ

アンラインズはない。

あれ・・・おかしいな。

見るとアタシの荷物も出ていない。

おかしいおかしいと思い、さっきの赤毛のおねーちゃんから交代したらしい運チャン

に訊くと、「これでいいんだよ」。

ええ〜〜っ、なんで〜!?

だってオルレアンエクスプレスってここまでしか行かないってルートマップにも出てる

よぉ・・・。

これってアカディアンラインズと提携してるから乗り入れてるってことなのかなぁ?

ワケがわからないまままた同じバスに乗った。

 

朝7:00くらいにバスが小休止した。

そこは広い山間の中の1軒だけのモーテルだった。

みんなそこに入ってレストランで朝ご飯を食べていたが、アタシは高いのでやめた。

テキトーに散歩してバスに戻ると、あのうるさいPCおやじがまたPCを出してDVDを

観ていた。

やがて運チャンが戻ってきたが交代していて、次は白髪でニコリともしない厳しい顔

のおじさんだった。

彼はPCおやじの所まで来て、イヤホンをするようにと冷たく鋭い眼光で指示した。

パチパチパチパチ。

 

やがてバスはまた走り出し、平和な感じの風景の中を行った。

とても長閑な感じで、西部ではあんまりこういう雰囲気の所は見なかったなと思った。

これも東部らしいんだろうな。

やがて昼前に、ニューブランズウィック州の州都フレデリクトンに着いた。

時差があったので時計を1時間進めた。

ここで降りる人が多く、見ると荷物が全部出されていた。

不安になって白髪運チャンに確認すると、「このバスで良いのだ」と冷たく言われた。

 

隣には2台バスが停まっていて、どちらもアカディアンラインズだった。

青に灯台の絵のとてもかわいいバス。

なんだか食欲がなかったが何か食べた方がいいだろうと思い、向かいにあった

てぃむてぃむへ行って買ってきた。

どんな時でもてぃむてぃむなら食べられる。

フレデリクトンから少しバスは混んだが、2時間半ほどでモンクトンに着いた。

このバスの最終目的地だった。

うーん、ということは、アタシは今度こそここからアカディアンラインズだな。

と思い、降りて見ると周囲にたくさんのバスが停まっていて一番端に停まっている

アカディアンラインズがシャーロットタウン行きだった。

荷物をちゃんと移してくれるか見届けてからディーポに入り、新しいチケットを作って

もらってアカディアンバスに乗った。

アトランティック地方までやって来たと実感

 

中はガラガラで10人ほどしか居なかった。

が、驚いたことにそのうち4人は日本人の女の子だった。

PEI(プリンスエドワード島)へ行くんだとつくづく実感できる光景だ。

PEIと言えば日本人の女の子だから。ホント好きだよねぇ・・・。

人のことは言えないけど。

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*とうとう到着PEI

 

やがてバスが出発すると、さっそく地面は赤くなっていた。

 

※PEI周辺は土が赤いことで有名

 

さらにしばらく田舎な風景を走っていると、いきなり大きな橋に出た。

これがコンフェデレーションブリッジ。

前回PEIへ行った時は飛行機だったので渡っていない。これが初めてになる。

この橋は1997年に開通した、凍った海を渡る支柱で支える橋としては世界で一番

長い橋だ。

13キロもあるのでいつまでたっても渡り切らない。

窓の外は海だったがまだ半分凍っていた。

やがて橋を渡り切り、とうとう懐かしのPEIへまたやってきたのだった。

 

PEIは小さい島だが、これで一つの州(プリンスエドワードアイランド州)になっている。

その州都はシャーロットタウン。

他の街と比べるとずっと大きくて店が色々ある中心地だ。

今回、本当はもっと田舎の静かな所で泊まりたかったのだが、面接用の服もクツも

ないので買い物をしなければならない。

なので仕方がなくシャーロットタウンに滞在することにした。

アカディアンラインズはいくつかの街に停まりながら最終的にシャーロットタウンへ

向かった。

アタシは途中まではもの珍しく車窓を眺めていたのだが、いつのまにか寝てしまった

らしかった。

 

気が付くと、運チャンがゴミを拾いながらゆっくり後ろへ下がってきていた。

バスは完全に止まっていた。

ん??

イヤ〜な予感がして訊くと、やはりもうシャーロットタウンに着いていた。

うわー、またやっちゃった。

横を見ると反対側に、黒い革ジャン黒いパンツにサングラスというPEIとは縁がなさ

そうな黒づくめの若いおにーちゃんが居た。

どうも彼もアタシと同じ失態をやらかしたらしい。

外へ出て隣の小さなディーポに入るとアタシの荷物が置いてあった。

あー良かったと思い支度をしていると、さっきのおにーちゃんが入ってきて

「俺の荷物がない!」

と怒り始めた。

どうもタグを付けていなかったのでどこかへ行ってしまったらしい。

おにーちゃんはFワードを連発して怒り心頭だった。

アタシはどうしようもないので様子を見ているだけだったが、カウンターのおばさんが

電話で他のディーポへ連絡し、明日届くことになった。

途端彼は礼を言って出て行った。あらあら素直ね。

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*PEIでの最初の宿

 

アタシの方はと言うと、とりあえず荷物は置きっ放しにして隣のコンビニで買い物を

した。

それから戻ってきてディーポの外で「さぁ歩かねば」と支度をしていた所、目の前の

駐車場に停めてあった車に乗ろうとしていた老夫婦に「送ってあげようか?」と声を

掛けられた。

実は内心「乗せてくれないかなぁ・・・・」と期待してわざとモタモタ準備していたので、

ホントに声を掛けてもらえてめちゃめちゃ嬉しかった。

PEIの老夫婦の車ならノープロブレム。

途中イロイロおしゃべりをしたが、彼らはとてもいいご夫婦なので「この人たちの家に

ホームステイしたいなぁ」と心から思った。

やがて宿に着き、何度も礼を言って別れた。

まさにここはPEIだ。こういう人の優しさがPEIらしさの一つなんだ。

 

アタシが今日から2泊するのは「フィッツロイホールB&B」という「歩き方」に出ている

B&Bだった。

中に入ると小さくて小太りなおばさんが出てきた。

これが電話の主らしい。

暗い上に黒づくめの服で、なんとも陰気だった。

このB&Bは格式ある建物らしく、内装もやはりPEIのB&Bらしくとても立派で優雅

だった。

アタシの部屋は最上階で、彼女が奥から若いこれまた太って暗い感じの男の子を

呼んできて、荷物を運ぶようにと言った。

するとヤツはすごくイヤそうな顔をし、イヤそうに荷物を運んだ。

なんて感じが悪いんだオマエはっ!

とてもチップを渡す気にはならず結局渡さなかった。

建物はリッパなんですが・・・

 

案内された部屋は広く、アンティークな調度品がたくさんあった。

中央の大きなベッドにはお約束のパッチワーク布団にパッチワーククッション。

テレビもあり専用のバスルームもあった。

夏に泊まるとかなり高くなってしまう宿なのだが、今はオフシーズンなのでそれほど

でもなく、誕生日を迎えるにはなかなかいいと思った。

ホストのオバハンは陰気だけどね・・・。

一人になってから少し荷物を整理し、テレビをちょっと見て、それから中を探検しに

行った。

他にもたくさん似たような部屋があり、それぞれに人の名前が付いていた。

アタシの部屋は「ミス・オリビア」といった。

下の階に映画のビデオがいくつかあるのを見つけ、他にいいのもなかったので定番

の「赤毛のアン」を借りた。

         

内装もいいんですが・・・

 

疲れていたので今日は外へは出ず、ビデオを見てのんびりし、ゆったりとお風呂に

入って生まれて初めてバスローブを着た。

長いバスの旅はついに終わり、いよいよ明日は誕生日だ・・・。

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*15日間のまとめ

 

角丸四角形: 最終移動表
 

 


日付

時間

移動

観光

宿泊

3/19

0:15

エドモントン発

7:55

サスカチューン着

サスカチューン

22:45

サスカチューン発

3/20

5:25

カルガリー着

カルガリー

23:15

カルガリー発

3/21

7:10

ヴァーノン着

ヴァーノン

15:40

ヴァーノン発

16:20

ペンティクトン着

3/22

16:45

ペンティクトン発

ペンティクトン

3/23

6:20

ジャスパー着

ジャスパー

3/24

13:45

ジャスパー発

3/25

12:00

レジャイナ着

レジャイナ

19:45

レジャイナ発

3/26

18:00

ジャスパー着

3/27

19:00

ジャスパー発

ジャスパー

3/28

5:45

フォートマクマレー着

フォートマクマレー

17:30

フォートマクマレー発

3/29

21:45

ウィニペグ着

3/30

22:15

ウィニペグ発

ウィニペグ

3/31

終日バス移動

4/1

5:30

トロント着

トロント

11:30

トロント発

4/2

16:25

シャーロットタウン着

角丸四角形: データ
 

 


15日間の総移動距離:

なななななんと約11,740Km!! 日本を約2往復したことになる。

 

15日間のうちバスに乗っていた総時間:

なななななんと約180時間20分!!毎日約12時間バスに乗っていた計算。

 

乗車したバスの数:

21台

 

出会った運チャンの数:

たぶん27人

 

集まった荷物タグの数:

12枚

 

バス車内で観た映画の数:

15本

<内訳>

チャーリーズ・エンジェル フルスロットル

バッド・ボーイズ2

エバー・アフター

トランスポーター

僕はラジオ

Mistyなんとか(つまらない映画)

サンキュー・ボーイズ

ラットレース

スクービー・ドゥ

ワイルド・ワイルド・ウェスト

トゥー・ウィークス・ノーティス

トリプルX

フック

全く知らない意味不明な映画

ジョニー・イングリッシュ

グレハンのビデオ購入係りはドリュー・バリモアとローワン・アトキンソンが好きに違いない。

 

観光した街の数:

10(エドモントンとトロント含めて)

 

観光したポイントの数:

12

 

泊まった宿の数:

 

お茶したてぃむてぃむの数

13店(こんなもん?でも同じ店に何度か入ったりしているので)

 

角丸四角形: それでは各賞の発表です
 

 

 


最も楽しかった観光ポイント:

オカナガン湖(ペンティクトン)

 

最もつまらなかった観光ポイント:

ワスカナセンター(レジャイナ)

 

行かなくても良かったのに・・・な観光ポイント:

オールドストラスコーナウェストエドモントンモール(共にエドモントン)、

ミーワシンバレーセンター(サスカチューン)、

ワスカナセンター(レジャイナ)、フォークス(ウィニペグ)

あぁ、こんなにあるよ・・・・・・・。

 

期待してなかったのに意外と良かった街:

ヴァーノン

 

期待したほどではなかった街:

なし(どれもあんまり期待してなかったから・・・)

 

もう一度行きたい観光ポイント:

サイクリング(ジャスパー)

 

もう行かなくてもいいやと思う街:

ジャスパーヴァーノンペンティクトントロント以外全部

とほほ・・・・。

 

最も良かった宿:

ペンティクトンのユースホステルとジャスパーのB(&B)

 

総合的に見てアカデミー賞:

ジャスパーペンティクトン

 

総合的に見てラジー賞(=サイアク)

レジャイナ(天気の良さでフォートマクマレーの勝ち)

 

 

では最後にまとめの一言

時期が悪かった。

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