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*ひさびさな旅の始まり 〜2004年9月24日〜
T氏との旅行の日がやってきた。 テキトーに準備をして11:30頃アパートを出てから、バーガーキングの駐車場へ 向かった。 ここから出発する「PEIエクスプレスシャトル」というシャトルバンに乗り、まずはハリ ファックス空港へ行ってT氏を迎えるのだ。
いい時間に駐車場に着くと、既に数人の乗客が荷物を持って車を待っていた。 アタシもブラブラとしていると、台湾人顔の若い女の子に「PEIエクスプレスシャトル はここで待てばいいんですか?」と英語で訊かれた。 そこでそうですよと答え、ついでに英語で少し会話をしつつ出身地を訊いたら日本 だった。 近くに居た彼氏は韓国人だと思っていたら、彼も日本人だった。 アジア人の顔は実にわかりにくい。
時間になると2台のバンが来て、みんなで乗り込んで出発した。 さっきのカップルは別のバンに乗ったようだった。 アタシのバンの運チャンはとても感じのいい穏やかなおじさんだったのに、いざ出発 してみると、とんでもないスピード狂だった。 ハイウェイに乗ったら最後、推定時速160Kmで飛ばす飛ばす!! アタシたち乗客はデコボコの悪い道を通る度に座席から飛び上がってお尻を打った。 なんなんだこのシャトルは〜!! そんな状態だったのでハリファックス空港にあっという間に着き、アタシを降ろした バンは残りの乗客と共にハリファックスのダウンタウン目指して猛スピードでぶっ 飛ばしていった。 確かにエクスプレス
ハリッファクス空港はとてもリッパだった。 確かこの空港に前回来たのは初めての海外ひとり旅の時で、PEI(プリンスエド ワード島)へ行くための乗り継ぎだったのだが右も左もわからない状態なので搭乗 ゲートへ行けずにオロオロし、離陸5分前に走って乗ったという思い出がある。 あの時腕を振り回しながら「走れ〜!!」とアタシを追い立てた空港スタッフはまだ ここに居るのかもしれない。 今では海外旅行なら一人で行くのが当たり前になりつつある自分を見せてあげたい もんだ。 それにしてもたった4年半でこんなに変わったかと思うと、人生ってフシギ。
あの時は周囲の様子を見る余裕など全くなかったが、今回はたっぷり時間がある ので中も外もじっくりと眺めまくった。 外では快晴で真っ青な空の下、ハリファックス空港は横長の形をしていて車が大量 に停まっていた。 別にたいした大きさではないのだが、それでもシャーロットタウン空港のようなプチ サイズをしばらく見てきたアタシには超巨大ターミナルに見えた。 なんと言ってもここは国際空港だし、しかも24時間営業なんだもんなぁ。 なーんてウロウロしつつ足元を見ると、おおっ、土が黒い!石がある!! PEIの真っ赤でボロボロの土を見慣れているので心からビックリした。
感心しながら写真を撮り、次は内部を探検した。 中では所々にモニターが置いてあり、それを見ると今何便の飛行機がこの周辺を どっちへ向かって飛んでいるか一目でわかるようになっていた。 さすが国際空港! チェックインカウンターのある辺りと到着ロビーがある辺りとの間には、いくつかの ファーストフード店や土産物屋があった。 そしてその奥のこぢんまりしたスペースには一面大きなガラス窓があって、窓のすぐ 外は飛行機が止まっている場所だった。 飛行機の離着陸だけでなくパイロット席までちょっぴりながら見えて、飛行機小僧の オタク心を刺激した。 さっそくそこのイスに座って飛行機をしばらく眺め、お腹が空いたので当然あった てぃむてぃむ(Tim Hortons)で少し腹ごしらえをした。 それからよく見るとエレベーターがあったのでテキトーに昇ってみると、3階の展望 フロアに出た。 そっちからだと1階からよりも飛行機の離着陸がよく見えた。 うわ〜いと喜んでしばらくそこに居たが、やがて日が暮れてくると照明の反射で外 が見辛くなったので下へ降りた。 外から見るとこんな感じ 港町をイメージした到着ロビー
そんな感じで子供のようにウキウキ過ごしているうちに20:30になり、そろそろT氏 が来る時間となった。 さっきのモニターで飛行機の様子を見ていると、T氏が乗っているはずの飛行機が ハリファックス上空まで差し掛かってきたのがわかった。 おっ、いよいよ来たな。 と思ったが暑くなったのでちょっと外に出て涼み、それから中に戻ってまたモニター をチェックしてみると、ほんの2分くらいしか経っていないのにT氏の飛行機サインが モニターから消えているではないか! 単純なアタシはハ、ハイ!?と青くなり、マヌケにも「飛行機が落ちた!!」などと 考えて慌てて外へ出て耳を澄ました。 しかし爆発音のようなものは何も聞こえない。 そこでハラハラしながら到着ロビーへ行ってみると、既にT氏が着いていてアタシを 探していたのだった。 やれやれ、人騒がせな。 (1週間ほど前にトロントで飛行機墜落事故があったもので・・・) ページの先頭へ戻る
*レンタカーにハラハラ
1年ぶりの再会を喜んだ後、それではさっそくレンタカーを借りて宿へ行こうという ことになり、Hertz(ハーツ)レンタカーのカウンターへ行った。 事前にネットで申し込んでおいたのでそのことを話したのだが、それ以外にも 「ガスの満タン返しか、今入っているフルのガス代を払っておいて最後は空でもOK にするか(ガススタンドの値段より1リットル当たり2¢安い)、どちらにするか」 とか 「LDW(車両損害保険)は1日当たり$29.5払うとどんな損害でも払わなくて済む けれど、1日当たり$24.5払うと$500までの損害のみ補償されるが、どちらに するか」 とかイロイロ訊かれ、英語力の無い二人はかなり苦しんだ。 言っている意味はわからないし、言っていることは理解してもらえない。 しかし日本人らしからず、納得いかないことには懸命に食い下がってやりとりした。 背後には長蛇の列が出来てしまったが最終的に一応ある程度は納得出来たので、 やっと鍵をもらって外へ出た。
駐車場のハーツのブース近くへ行くと我々のための車が待っていた。 なるべく小さい車が良かったのでコンパクトカーを頼んだら、FORDの小さめの車 だったし好みの青色だったのでアタシは嬉しかった。 外側の傷などをチェックしてから荷物をトランクに入れて乗り込み、さて行きますか ・・・・・・と思ったのだが、内部にはたくさんのハイテクボタンが付いていて、凡人 二人にはどれがどれやらさっぱりわからない。 ウィンカーはどれ?ワイパーはどれ?などと一つ一つ試してみたが、ほとんどの ボタンはわからないまま。キリがないので必要最低限だけ調べてから出発した。 イロイロいじっちゃったんだけど、知らない所が何か動いているんじゃないだろうか。 心配だなー。
T氏の運転で空港を出て、102号線というハイウェイに乗った。 二つ先の出口を出るとすぐ今夜泊まるB&Bがあるはずだ。7分くらいらしい。 しかし左ハンドル右側走行は初めてのT氏のおっかなびっくり運転では、こっちの 地方では当たり前の時速120〜130Kmがいきなり出せず、チンタラチンタラと 進んでいった。 後ろから来る全ての車が隣の追い越し車線に移り、高速というより光速という感じ で我々を抜いていく。 日本でしか運転したことのないT氏はかなりビビッているようで、でもT氏の運転には アタシの方もかなりビビッた。
7分どころか700分くらい掛かったような気分で、ようやく二つ先の出口まで来た。 出てみるとマックがありその隣にすぐB&Bを見つけることが出来たので、ノロノロと 進んでなんとか宿の駐車場へ入り、車を停めた。 あぁ〜、無事で良かった・・・・・。 距離にしてはほんのちょっぴりだというのに、かなりスリルを感じた。 時間は既に夜10時半を過ぎていた。 荷物を降ろして車をロックしたが、鍵のプレートにはロックやアンロックのボタンの他 に警報マークのボタンも付いていた。 「これを押しとくと盗難防止機能が働くんじゃないの?」 とT氏が試しに押してみると、 ブワ〜ンッ!!ブワ〜ンッ!!ブワ〜ンッ!! と耳も割れんばかりの大騒音が周囲に響いてしまい、二人して縮み上がった。 3回で鳴り終わってくれたが建物からホストの女性が出てきてしまい、相当恥ずかし かった。 「間違えて押しちゃった、ゴメン」と言いたかったのだが気が動転していたので咄嗟 に言えず、失礼な日本人となった。
「By The Way B&B」というその宿には4部屋あり、高い方の2部屋はプライ ベートバスで安い方の2部屋はシェアバスだった。 ホームページ上の写真で気に入ったので、安い2部屋のうちの1部屋「Serena Room」と呼ばれる部屋を予約していた。 案内されると、そこは狭いながらもかなり素敵だった。 値段もそんなに高くないし、空港からとても近くてわかりやすい。 結構お得だったらしい。 精神的にクタクタだったので、イロイロ支度をして急いで寝た。
By The Way Bed & Breakfast http://www.halifaxairportbedandbreakfast.com/ ページの先頭へ戻る
*快晴のハリファックス観光 〜2004年9月25日〜
翌朝8時頃ダイニングへ行くと、既に食事を終えて出て行くお客たちが居た。 席に着くとホストの女性がコーヒーとフレンチトーストを持ってきてくれた。 フレンチトーストは昨日訊かれた時に選んでいたもので、テーブルにはアップルや クランベリーなど数種類のジュースが入ったデキャンタと市販のヨーグルトが置いて あり、自由に取れるようになっていた。 味はそこそこ美味しかったので満足し、明るくて雰囲気がいいので感心しつつ朝食 を終えた。 他にも選べたけどフレンチトーストが好物 旅人たちの一夜の宿
支度をしてお金を払い外へ出た。 明るくなってからよく見ると、駐車場は結構広いし前庭もあった。 建物もかなり広い方だし、ウンなかなかだったな。 アタシの立てた5分刻みスケジュールによると、今日は朝9時にB&Bを出てハリ ファックスのダウンタウンへ行き約3時間の観光をし、スーパーで買い物を済ませて 12:30くらいにはPEIへ向かうのだった。 が、時間はもう10時を過ぎていた。 さっそく予定が崩れつつも、昨日借りた青いレンタカーに乗り込みダウンタウンへ 向かった。 とにかく毎日T氏が運転係りでアタシはナビ係り。 アタシが持っているハリファックスの地図は、目標があったため以前買ったノバ・ スコシア州全体のモノなので細かい所はかなり見づらい。 とりあえず昨日のハイウェイ102号線に乗ってダウンタウン方面の標識に沿って 走り始めたが、0番の出口で出た後市道をどう走ればいいのかさっぱりわからず、 しょうがないので一番多くの車が行く方にテキトーにくっついていった。 すると見事にダウンタウンに入った。 ここは数ヶ月前に来たばかりなので覚えている。 記憶を頼りにナビをしつつ、路上のパーキングメーターに車を停めると有料になる ので、VIA鉄道駅前にある「アトランティック・スーパー・ストア」というその名の通り アトランティック地方のみによくある大型スーパー前の駐車場に停めた。 「後でまた買い物に来るからいいよね」と二人で納得しつつも、車を降りてスーパー に入らないと駐車場係にアヤシまれるので、ひとまず店内に入った。 このスーパーはPEIにもあるのでアタシはよく知っているが、T氏はイロイロ驚いて アタシを楽しませた。 まあ確かに日本のスーパーではロブスターなんて売ってないだろうし、2リットルの 牛乳っていうのもあんまりお目にかかれないだろうなぁ。
せっかくだから今日の昼ご飯を買いますか、となりアタシは迷わずカリフォルニア ロールのパックを手にした。 優柔不断なT氏の方はかなり迷った結果ごくフツーのサンドイッチにし、後は一緒に 食べようとサラダを買った。 T氏はいちいち 「こんなサラダ、日本で買ったら2倍以上の値段だよ〜」 とか感動していた。 このヒトも以前2ヶ月間バンクーバーに住んでいたはずなんだが。
食料の調達が出来たのでどこへ行こうかねと相談し、まずはパブリック・ガーデンへ 行ってみることにした。 ここは前回行った時は閉まっていて入れなかった公園だが、行ってみると今日は門 が全開になっていて楽しげにウェルカムしていた。 この違いは何なんだろう。今日は土曜日だからかな? まあどうでもいいので入ってみると、中は花がたくさん咲き乱れるとても綺麗な庭園 だった。 噴水もあるし、多くの地元民たちが憩っている。 しかも今日は真っ青ないい天気なので、さらに素晴らしい。 これが前回見られなかった本当の姿
我々もテキトーにブラブラしたが、まだランチには早いにも関わらずT氏が邪魔だと 不平を洩らすので、空いているベンチでさっき買った食料をさっそく食べた。 食べていると遠くでバグパイプの音が聞こえ、食べ終わってから公園を入ったのとは 違う別の門から出てみると、バグパイプを持ったおじさんが演奏をしていた。 そこで二人でエセカメラマンと化してバリバリ写真を撮っていると、後ろから声を掛け られた。 振り向くとそれは昨日PEIシャトルに乗る時質問をされた、台湾人と見せかけて実は 日本人という女の子だった。 奇遇ですなぁと挨拶して話を聞いてみると、彼らもレンタカーを借りてこの辺を周って いるんだそうだ。 いや〜世間って狭い。 スコットランドチック ページの先頭へ戻る
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