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*宿が見つからない 〜2004年9月25日〜
パブリック・ガーデンを出た我々は、シタデル見学 → 港の散策 → 前回来た時DN と見つけた喫茶店の美味しいマンゴージュースで休憩 → スーパーで食材調達・・・ などとウダウダやっていたので、さてPEI(プリンスエドワード島)へ行きますか、と なった時には既に夕方5時半となっていた。 予定では12時半出発だったのに、あまりにも狂い過ぎるテキトーなアタシたち。 だいたい、ハリファックスからPEIに入るまでには4時間近く掛かるのだ。 しかも今日の宿泊予定であるB&Bは、モンゴメリ(赤毛のアンの作者)も泊まった ことがあるという由緒ある人気の宿。 だから早く行ってたっぷり満喫するはずだったのだ。 うーん、どうやったら5時間も遅くなるんだろう。どうでもいいT氏とだからいいような ものの、お客様のツアーだったら大変なことになってるぞ。 のんきに写真を撮りまくっていた
ともかく早いところ行かねばならんとスーパーの駐車場でエンジンを掛けた途端、 韓国人顔の若いアンちゃんに窓をコツコツと叩かれた。 驚いて話を聞いてみると、 「ボンネットが開いてるよ」 なぬー!と降りて見てみると、ホントに開いていた。 いったいいつから開いてたんだろう・・・・もしかして昨日の夜に初めて乗る時イロイロ いじった時からずっとだったのかなあ?? いや〜、これがボンネットじゃなくてオイルタンクのフタが開いてガソリンが漏れて ましたとかいったらマジでヤバイところだった。 危ない危ない・・・・・・・・。
こんなことをしているもんだからますます遅くなったが、やっとPEI目指して出発した。 頼りない地図で必死にナビをするものの、ダウンタウンは道が入り組んでいる上に 車がたくさん走っているのでかなりめちゃくちゃに走行してしまい、いろんな車から ブーブー鳴らされた。 心に傷を負いながらもようやくゴチャゴチャした所を抜けたので、アタシは車を2号線 という道路へ誘導した。 北上してPEIへ行くのに、昨日から2度通っているハイウェイ102号線の他に102 号線と平行して走っている2号線がある。 どうせなら違う道を通る方が楽しいよね? ということで走ってみると山道のようにクネクネした細い道で、両側はたくさんの紅葉 した木が並んでとても綺麗だった。 PEIの紅葉はまだ始まったばかりだというのに、ここではもう4割くらい進んでいる。 そうやってしばらく走っていくと、前に1台チンタラ走るのろい車が居た。 道は追い越し禁止の1車線なので追い越すことが出来ない。 昨日は自分もそうだったくせに慣れてきたのでずうずうしくなってきたアタシたちは 「チンタラ走んなよなー」とかブーたれ、結局102号線へ移った。 102号線は車線が多い上に制限速度110Km/hだったが、どの車も130Km/h くらいでバリバリ飛ばしていた。 なにせ車があんまり居ないんだから走り放題。しかも無料。 ここを走っていると無性にカナダに移住したくなった。 カナダの交通に慣れたT氏もみんなに習ってバリバリ飛ばし、とりあえずトゥルーロと いう所を通り過ぎてアムハーストというPEIにかなり近い街まで来ることが出来た。 が、時間は夜の9時。辺りは真っ暗。 こっちのハイウェイは外灯がほとんど無いのでかなり気を遣うし時差ボケはあるしで、 T氏は気の毒にグッタリ疲れてしまった。 しょうがないのでここでハイウェイを降りて、近くのショッピングモールの駐車場に車 を停めた。 夜8時頃には着くだろうと宿に言ってあったので、超予定変更の旨をアタシが電話 している間にT氏は休憩し、ついでに車内で夕飯も食べた。 コーヒー中毒者×2なのでてぃむてぃむ(Tim Hortons)を探すと、そのモールの 一角にまだ開いているてぃむが入っていた。 そこでとりあえずモールの中のトイレを借りてから行ってみると、ちょうど閉まった ところだったので多大なるショックを受けた。 ションボリしながら出発しかけたところ、遠い遠い暗闇の中でアタシはてぃむてぃむの 看板の赤い字を一瞬見た、と思った。 T氏に言ってもどこだか全然わからないというので教えて行ってみると、それは本当 にてぃむてぃむだった。 T氏はアタシのてぃむフリークぶりに心の底から呆れたが、とにかくコーヒーが買えた ので良かった良かったとか言いながらまたPEIを目指した。
PEIへと繋がるコンフェデレーション・ブリッジはもうすぐだったが、休憩したのも全く 効果がなかったらしくT氏はむちゃくちゃ眠気に襲われていた。 もうダメだ〜もうダメだ〜とうるさくてしょうがないので、アタシは景気付けに大きな 声で歌ってあげた。 車の中なら周囲には聞こえないし、なんだか上手く聞こえる。 が、カラオケ状態で次から次へと歌うアタシはゴキゲンだが、T氏の方は不機嫌に なる一方だった。 車内の雰囲気がだんだん悪くなってきた頃、上手い具合にブリッジに差し掛かった。 しかしこれがまた13Kmもある超単調な橋。 昼間なら周囲の海が綺麗に見えるが、墨のような真っ暗闇の中では世界最長が なんなのさと言いたくなる。 でもまぁどうにか渡り終え、アタシは住み慣れた地にまた戻ってきた。 なんだか故郷に帰ってきた気分。やっぱりPEIはいいなあ。 もうここからはパーフェクトナビだからね、まっかせなさい。 な〜んてのんきなアタシとは裏腹に、T氏は宿が見つからなくてますます苛立って きた。 泊まる予定のB&B「ブライアークリフ・イン」という宿は、橋を渡ってから20分ほどで 着くはずだったのにどこだかさっぱりわからず、我々は1時間も同じ場所をグルグル 周るハメになってしまったのだ。 そのB&Bのサイトにある地図を印刷してきたが、とても分かり難い。 ガイドが言うんだから絶対そうだよなあ。 しかし「ここかなぁ・・」を繰り返しながら走る道にそれらしい宿はなく、時には真っ暗 な赤土の道をひたすら走ったりして、ちょっと怖かった。 ヘッドライトが照らす範囲以外はとにかく黒くて何も見えないので、なんだか妙なモノ が出てきそうな気がした。 たぶん周囲は全部じゃがいも畑だったんだと思うが。
そうして散々迷い、やがてようやく正しい道を見つけたようだった。 慎重に走りながら、口数が極端に減ったT氏が 「ちゃんと標識とか看板とか見ててよね」 とボソッと言うので 「ハイハイ」 と答えると、 「ハイハイじゃなくてハイでしょ」 と言われたのでアタシはムッカァ〜・・・・・と来て、それっきり口を利かなくなった。 険悪な雰囲気となった車内がシーンと静まり返る中、赤土の道をずっと走っていくと ようやくブライアークリフの建物を見つけることが出来た。 もう夜11時・・・・。 車を止め、二人共ブスッとしながら荷物を持ってドアを開けるとホストの男性が迎えて くれた。 すっかり遅くなってスイマセンスイマセンと平謝りしながら部屋へ案内してもらった。 あぁ、疲れた。本当に疲れた。
Briarcliffe Inn http://www.briarcliffeinn.com/briarcliffe/ ページの先頭へ戻る
*盛りだくさんの1日 〜2004年9月26日〜
単純な我々は昨日の不仲も翌朝にはケロッと忘れ、仲良く食堂へ行った。 昨日、ホストから朝食は9時と聞いていた。 9時って遅くないかぁ?と思ったが、どうもお客を8時と9時の2回に分けているよう だった。 食堂は少し狭かったが、赤い壁にたくさんの飾りや置物があって綺麗にしていた。 コーヒーが自由に飲めるようになっていたので飲んでみたが、バニラが入っていて ガッカリした。 おしゃれ フツーのブラックが好きなんです リビングもステキ
他に2組4人の白人さんのお客が居て、みんなで席に着くとホストの二人がまず フルーツやチーズなどの乗ったガラスの皿を運んできてくれた。 それが済むと次にブルーベリーソースの掛かったパンケーキと自家製ソーセージが 出た。 これらの食材のほとんどはここで栽培したものらしい。 みんなは仲良く談笑していたが英語の出来ない我々は加わることが出来ず、かなり おとなしくしていた。 ううっ、いつまで経っても変わらないこのプアーな英語力、とほほ。
食後は二人で外を見てみた。 今日もとてもいい天気で、青空の下に見えるのは遥か彼方まで続くじゃがいも畑のみ だった。 海もすぐ近くだし、ものすごく静かでいい環境。 さらに囲いがあってその中に3匹のとてもカワイイ犬が居た。 カナダのペットに共通のものすごい人懐っこさにアタシはすっかり魅了され、しばらく 構ってやった。 それからチェックアウトして出発した。 環境はとてもいいと思う。部屋も良かったと思う。 ただ、滞在が短くてイマイチよくわからなかった・・・。 もう少しで収穫 由緒あるんです
今日は盛りだくさんの予定。 実際のアンツアーで周る場所のほぼ全て+アルファなんだから大変だ。 頑張らなければ。 とか言いつつも、10時に出発する予定が既に10時半だったのが痛い。
まずはコンフェデレーション・ブリッジがよく見えるセブンマイルズ・ベイ・チャーチと いう教会へ案内した。 昨日はあんなに暗くてつまらん橋だったのに、こうやって晴天で見るとなんとも美しい。 ここはサマーサイドツアーというツアーで立ち寄る所なのだが、仕事で行くとのんきに 写真を撮るワケにいかない。 でも今日は何でもOKなので嬉しかった。 橋がよく見えることで有名になった教会 条件付きながら世界最長の橋
それからガススタンドへ寄った。 T氏はセルフのガススタンドが初めてだったのでイロイロ教えてあげ、それからてぃむ てぃむでコーヒーとドーナッツを買ってからまた出発した。 次はケンジントン駅という石造りの駅へ行く予定だが、PEI発行の無料地図によると ちょうどヘリテージ・ロードと呼ばれる綺麗な赤土の道が近くにあったので、是非そこ を通ろうと自信を持ってナビをした。 が、曲がる道を間違えて結局行き着けなかった。 しかし間違えた道も赤土のローカルロードだったので結構良く、T氏は変わった標識 を見つけて喜んでいたのでまぁいいことにしよう。 馬車に注意? ヤギも居たことだし
それからようやくケンジントン駅に着いた。 もうすぐ100年経つリッパな建造物ということで観光名所になっている。 周囲にある土産物屋と目の前にあるコンフェデレーション・トレイルを少し見てから また出発した。 次に近くのインディアン・リバーという所にある有名な教会へ行った。 ここはアタシにとっても初めてなのだが、外装も内装もとても素晴らしくて感動した。 PEIには教会がゴマンとあるが、ここはその中でも特に美しい教会の一つなのだ。 内部が全て木で出来ているというのも珍しいし、夏にはこの教会の中でコンサートも 開かれる。 赤土の島なので石は貴重 外でビックリ 中でまたビックリ
次に訪れた銀の森屋敷(通称グリーン・ゲイブルス博物館)は、庭に「輝く湖水」 (赤毛のアンに出てくる、作者モンゴメリが実際にそう名付けた湖)があり、周囲は 広々とした草地が広がるとても気持ちの良い場所だ。 天気が良かったらここのベンチでピクニックランチにしようと計画していたが、見事に 快晴となったのでとても楽しいランチとなった。 自分がガイドだと、うちの会社や他の各社のアンツアーで観光客の人たちがここに いつ頃やってくるかを知っているのでベンリだ。 ランチをしたかっただけでなく、出来れば日本人のお客様方が居ない時間帯がいい と思ったので、お昼にここにやってくるようにしたのだ。 ゴミゴミした日本から来たT氏への優しい心遣いのつもりだったが、本人は一向に 有難そうでもなかったのがシラけるが。 輝く湖水とのどかな風景 モンゴメリのいとこたちの家だった屋敷
昼食を終えた我々一行は、近くのケープトライオン灯台を見に行った。 ここは周囲を畑と海と草原で囲まれた絶好のロケーションにある灯台で、たくさん あるPEIの灯台の中でも相当有名だ。 しかし残念ながら周囲のじゃがいも畑は収穫前の茶色い時期なのでイマイチだった。 T氏にもっと綺麗な時の風景を見せてあげたかった・・・。 それからすぐ近くにある風光明媚で有名なフレンチ・リバーという所で写真を撮り、次 はこれまた近くにあるニュー・ロンドンという所にある「メモリーズ」というギフトショップ へ、T氏に立派なキルトを見せに行った。 この店はモンゴメリの生家の向かいにあり、可愛い商品がたくさんあるだけでなく 島産の素晴らしいキルトも数多く売っている。 顔馴染みになっているのでスタッフのみんなにT氏を紹介し、キルトを見たりお土産 を買ったりしてからまた出発した。
※メモリーズ:2006年はクローズ
イモ畑が惜しい 灯台の後ろは赤い崖
写真集などで誰でも一度は見たことがあるかも ツアーでも立ち寄るオススメの店
その次はニュー・グラスゴーに行ってのんびりした。 ニュー・グラスゴーは以前書いた通りとても綺麗で大好きな場所で、今日も天気が いいのですごく楽しめた。 ジャム工場プリザーブ・カンパニーでも二人でたっぷり試食試飲をし、お土産に紅茶 とジャムを少し買った。 イギリスの湖水地方を思わせる美しい風景
ニュー・グラスゴーを出た頃にはもう夕方5時近くになっていた。 予定では3時半には出発していなければならないというのに困ったもんだ。 しょうがないので次に行く予定だったキャベンディッシュ・ビーチは明日に回し、ノース ・ラスティコ村へ向かった。 こんな風に臨機応変に対処出来るのもリッパなガイドだからなんだよ、T氏サン。 ノース・ラスティコ村は北海岸でも大きな漁村の一つで、グリーン・ゲイブルスなどの あるキャベンディッシュやPEI国立公園のすぐ近くにある。 T氏に静かな港やロブスター・トラップやノース・ラスティコ灯台を見せ、慌てて社長 Kさんのコテージへ行った。 今夜はKさんと会社を取り仕切るMさんとが手料理の夕食をご馳走してくれるという ことだったので、遅刻するワケにはいかない。 夕日に照らされる国立公園の海岸を見たかったが諦め国立公園内にあるKさんの コテージに着いてみると、Mさんがあと20分くらい待って欲しいとのことだったので、 そんじゃあひとっ走り行ってきますか、と急いで車に乗り海岸へ行った。 アタシも夕方にここに来るのは初めてだったので、沈み行く夕日と金色に輝く崖とを 眺めて楽しんだ。 海も空も真っ青な港 赤さがさらに増す夕方 金色に輝く夕日
戻ってみると夕食が用意されていて、みんなで和やかに食事をした。 ご馳走になった上にKさんの素晴らしいコテージの一つに泊めてもらえて、なんて 贅沢で恵まれた社員なんだろうねぇと二人で言った。 アタシは以前もこのコテージに泊めてもらったことがあるがT氏は初めてだったので、 広いリビング、充実したキッチン、かわいいベッドルーム、快適なバスルームに感動 していた。 目の前に広がる海には夜の月の白い影が光り、人も車も無い自然のみの世界が あった。 ここは本当に素晴らしい。 もう一生居たいっす 独立してるってのもいい
The Coastline Cottages http://www.coastlinecottages.ca/ ページの先頭へ戻る
*気分が忙しい1日 〜2004年9月27日〜
B&Bではないので、翌朝の朝食は自分たちで用意して食べた。 自由が利くからこういうのもなかなか良い。 今日も怖いくらいいい天気だ。 本日の予定は少しずつ観光しながら東へ移動していくという感じで、午前中はPEIで 最も大きく有名な観光地キャベンディッシュ巡りだ。
Kさんのコテージを出てから国立公園内を走り、キャベンディッシュ側の出口で出た。 出るとすぐ観光案内所やキャベンディッシュ共同墓地のある交差点に出る。 また例のごとく出発が遅れたため、各社のアンツアーと時間が重なることを恐れた アタシは、タイミングをずらすためにまずキャベンディッシュ・ビーチへ行くことにした。 それからグリーン・ゲイブルスなどに行った方が重ならなくていいだろう。 キャベンディッシュ・ビーチは国立公園の中で最も大きいビーチで、オフシーズンでも たくさんの観光客が居た。 ズボズボと砂に埋まりながら水際まで行き、T氏がもっと居たいようなのを無理矢理 引っ張って立ち去った。 今日のお昼はレストランで予約をしてあるから遅くなるワケにはいかないのっ! それからすぐ近くのキャベンディッシュ共同墓地でモンゴメリのお墓参りをしてから キャベンディッシュ郵便局を周った。 郵便局では中に入った時にいつものように「ハロ〜♪」とカウンターに居るスタッフ に声を掛けたが、今日は私服なのでアタシとはわかってもらえなかった。 庭園のような美しい墓地 明らかに特別扱い
次にグリーン・ゲイブルスへ行くと、ストライキ隊が相変わらずデモをやっていた。 これはカナダ中の国立公園でやっているスタッフのストで、もう1ヶ月以上も続いて いる。 PEIでは国立公園の一部であるグリーン・ゲイブルスの駐車場入口と出口にズラッ と並び、車が通ろうとする度にグルグルと行進しながら言い分を主張していた。 ツアーの時もやられてイライラしたもんだが、いつもはしばらく行進した後1台ずつ 通しているので今日もそうだろうと思い、待った。 プラカードや体に掛けたボードをボケッと見ながら、待った。 ひたすら待った。 しかし今日に限っていつまでも止まないではないか! コ、コイツラ・・・とキレかけた時、スト隊の一人のオヤジが車の前に立ち、いきなり デジカメでアタシたちの写真を撮った! ふざけんなコラーーーッ!! そのオヤジはしばらくすると運転者側の窓まで来て、 「これは終わらないからそこの道に路駐した方がいいですよ」 などと親切顔で忠告した。 な〜にをエラそうに! こんなことをしたって結局お客は歩いて入るんだから意味がないっつーの、という 苛立ちと、写真を撮られた怒りと、親切ヅラのオヤジを殴り飛ばしたい衝動とで、 アタシは完全にキレてしまった。 普段は一緒にキレてくれるT氏は意外におとなしく車を回して路駐したが、アタシは もう憤怒で口も利けず、連中を睨みつけながらズカズカ歩いて中へと入った。 グリーン・ゲイブルスの手前にある、モンゴメリや家族の写真が掲げてある博物館 からまず入ったが、かわいそうなT氏はアタシに何も説明してもらえなかった。 物語に登場するグリーン・ゲイブルス 物語に登場する「お化けの森」
グリーン・ゲイブルスの中はとりあえず見学することが出来たが、周りにある恋人の 小径やお化けの森を見る時間がなかった。 しょうがないので食事の後にまた来ることにして、ひとまずノース・ラスティコ村の レストラン「フィッシャーマンズ・ワーフ」へ向かった。 これもみんな奴らのせいだ。くっそー。
フィッシャーマンズ・ワーフはかなり大きいレストランで、うちの会社のツアーでも時々 ランチに使う。 今日はT氏にロブスターを食べさせてあげるためにここを選んだ。 ツアーではアタシもお客様と一緒にロブスターを食べるが、今回はホタテを注文して みたところ美味しかったので満足しだいぶ気分が治った。 食事が済むとまたグリーン・ゲイブルスに戻って散策をし、それからスケジュールに 沿って東へと北海岸を移動した。 時間は全然沿ってないが。 少し走るとまた国立公園が出てくる。 そこに入って東に走ると途中に小さなコーブ・ヘッド灯台があり、写真ストップをして からまた進んで、公園の一番外れにあるダルベイという所まで来た。 今日はこのダルベイにある有名な高級ホテル「ダルベイ・バイ・ザ・シー」でお茶を しようと目論んでいる。 しかも食べるデザートも決まっている。「スティッキー・デイツ・プディング」だ。 会社のドライバーさんの一人にコレがオススメと聞いたので。 由緒あるとてもリッパなホテルなのでちょっと心配だったが、周囲の美しい景色を 眺めてから中に入り、カフェのおにーさんにそのプディングとお茶を頼むと、ロビーの 優雅な席に運んできてくれた。 お茶はもちろんプディングもなるほど美味しくて、二人で一つをシェアして十分な量 だった。 優雅でお洒落で立派なホテルに対して、泥だらけのスニーカーに色の褪めたGパン な二人だったが、おにーさんは全然イヤな顔もせず丁寧に応対してくれた。 値段がわからなかったので内心ドキドキしていたが、最後にレシートを見ると思った より随分安かったのでトクした気分になり、午前中の怒りはすっかり消え失せた。 プチサイズのお気に入り灯台
ダルベイは風光明媚なのとこの立派なホテルとで有名 ちょっと甘いけど美味しい
ゴキゲンな二人はまたさらに東へ進み、セント・ピータースという綺麗な街で休憩して からグリニッチという砂丘に着いた。 夕方になってしまったがアタシもまだこの砂丘には来たことがなく見てみたかった ので、二人でしばらくトレイルを歩いてみた。 が、寂しい道が延々と続くだけでどこにも砂丘がないので諦めた。
後は今日の宿へ行くだけである。 今日のB&Bは「ジョンソン・ショア・イン」といって、崖っぷちにあって海が目の前と いう宿だ。 以前PEIに2週間滞在してイロイロな宿に泊まりまくったお客様によると「このB&B が一番良かった」そうなのですごく期待し、是非そのステキな宿でのんびり夕日を 見たかったので必死に走った。 周囲は刻々と暗くなり、アタシたちは夕日が沈むのに間に合うかどうか心配でハラ ハラしながら先を急いだ。 やがて島のだいぶ東にあるハーマンビルという地名が出てきて、やっとジョンソン・ ショア・インの看板を見つけることが出来た。 細い赤土の道を海に向かって少し走ると大きな建物があり、まさに日が沈もうとして いるところだった。 駐車場に車を停め、とりあえず崖へ行って夕日を眺めたり写真を撮ったりしていると そのうち日が沈み、代わりに月が出てきた。 薄暮と丸い月と綺麗な建物の風景が本当にステキだった。 東京では見られない空 満月まであと二日 うーん絵になる
それから中に入ってチェックインし、部屋に案内してもらった。 こぢんまりとしているが清潔で、窓からはもう暗くなった海が見えた。 下のダイニングから夕食のいい匂いがしてきたが、ビンボーな我々は部屋でのんびり 食べた。
Johnson Shore Inn http://www.johnsonshoreinn.com/ ページの先頭へ戻る
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