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*トロントに春が来た 〜2004年5月初旬〜
5月に入るとトロントはだいぶ暖かくなり、タンポポが一斉に咲き出した。 サクラはまだだったが木々も徐々に芽吹いてきて、春が来たんだな〜と感じた。 いつもの道も黄色い絨毯
やがて、サクラが咲き出した。 白やらピンクやら色々あって、日本のサクラとは違って葉っぱが一緒に出ていた。 なかなか綺麗だったが、日本人としてはやっぱり日本のサクラの方がずっといいと 思ってしまう。 でも今年のサクラが見られて本当に良かった。 トロントのサクラもそれなりにいいですけどね
陽気がすっかり良くなってきたので、晴れた日はダウンタウンへ行って散歩すること も度々だった。 ついにパソコンが帰ってきてくれ、すっかりご機嫌♪ トロントのダウンタウンはとても大きくて、バンクーバーのダウンタウンのように こぢんまりとはしていない。 店もレストランも腐るほどあって、いちいち通っていたらキリがない。 アタシの住んでいる辺りは中国人だらけだったが、ダウンタウンを歩いてみると かなり色々な人種の人々が見られた。やっぱり中国系がダントツではあるが。 CNタワーは相変わらず高く高く空にそびえ、懐かしいストリートカー(路面電車)も たくさん走っていた。 オンタリオ湖畔へ行くと4年前に来た時大好きになったトロントアイランズが見えたが、 まだ早過ぎて全体的に茶色かった。 今また行くと以前の美しいイメージが壊れてしまうので行くのは止めておいた。 真っ赤なストリートカー 遠くからビルを見る オンタリオ湖にはヨットがいっぱい
CNタワーがそびえる
テキトーに歩くと4年前に来た時の最後の晩に、スモークサーモン&クリームチーズ のベーグルを買ってきて座って食べた、ビルの谷間の小さな公園も見つけることが 出来た。 そうそう、ここで食べたっけ
クイーンズパークという公園もダウンタウンの北にあり、市民の憩いの場だ。 バンクーバーのダウンタウンにいっぱい居たような真っ黒いタイプとは違う茶色いリス が、木の下をチョロチョロ走り回っていた。 可愛いチューリップもたくさん咲いていたが、その巨大さには恐れ入った。 なんでカナダって植物まで大きいんだろう?? 見辛いけどリスです クイーンズパークの州議事堂 育ち過ぎ ページの先頭へ戻る
*マンマ・ミーア!を観る(ネタバレ注意) 〜2004年5月12日〜
注意:ここにはミュージカル「マンマ・ミーア!」のネタバレがあります。 読みたくない方はこちらをクリックして飛ばしてください。
ミュージカル「マンマ・ミーア!」と言えば、日本でも劇団四季がやって大当たり。 これはアタシがまだチビだった頃世界的に大人気だった歌手グループ「ABBA」 (アバ)の曲をアレンジしたミュージカルで、グループの男性二人が作ったものだ。 ABBAの名前を知らないアナタでも、「ダンシング・クイーン」や「マネー・マネー・ マネー」などの有名曲は聴いた事があるだろう。 このミュージカル、随所にABBAの曲が入っていてなかなか楽しいらしい。 めちゃめちゃABBAのファンなアタシなら、当然このミュージカルを一度は観たい。 そうだ、ここはトロント。「マンマ・ミーア!」をちょうどやっているではないか! そこで安い水曜日の昼間の上演を狙ってチケットを買いに行った。
「マンマ・ミーア!」を上演しているのはダウンタウンの「ロイヤル・アレキサンダー・ シアター」という大層な名前の劇場で、チケットもここで売っていた。 4段階ある値段のうち上から3番目にしようと思っていたが、残念ながら売り切れの ため上から2番目の値段のチケットになってしまった。 イタタ・・・。 こういう値段(当時) 大層な構え
さて、ものすごく楽しみに待っていてとうとう来た当日、ワクワクしながら劇場へ 行ってみると大勢の観客が居てビックリした。 これって確か4年目のロングランのはず。いまだにこんなに人気があるのか。 アタシの席は1階のかなり後ろで、周囲は元気溌剌なおじいちゃんおばあちゃん ばっかりだった。
物語はエーゲ海に浮かぶ小島が舞台で、主人公の女の子ソフィが明日結婚式を 挙げるのだが、父親を知らないので母親の昔のオトコたち3人をナイショで式に呼び、 本当の父親にバージンロードをエスコートしてもらおうとする、という話だ。 初めのうちは楽しかった。 しかしだんだん、歌の量にイライラしてきた。 なんでこんなに歌ばっかりなんだ!?セリフがないぞ、セリフが!! 例えば、1曲終わった後に母親が昔のオトコたちが家に居るのを見て驚くシーンが ある。 ビックリしながら3人のオトコたちの名前を一つずつ呼んだ、と思ったらさっそく次の 歌を歌いだすのだ。おいおい・・・。 アタシだってABBAの曲は毎日聴くくらい大好きだ。 だけどこれはミュージカルであってライブじゃないんだが。
話もありきたりで初めから最後がどうなるかおおよそわかってしまったし、無理に笑い を取ろうとする部分がイヤだった。 具体的な例を挙げると、歌っている役者の後ろで大勢の男性がバックダンサーと して踊るシーンがあるが、彼らの格好は蛍光イエローと蛍光ピンクが縦方向半々 のスイムスーツで、足にはフィンを履き、それでバタバタ踊って笑いを取るのだ。 またソフィが見ている夢のシーンでは、ウェディングドレス姿の女性が現れてベール を取ったらソフィの結婚相手の男だった、とか・・・・・。 良く言えば感情豊か、悪く言えば単純なカナダ人たちはゲラゲラ笑いまくっていたが、 アタシはすっかり冷めてしまった。 それにミョーに下ネタが多いし、なんだかやたらと男性が服を脱ぐのだ。
とまぁ色々書いてしまったが、大勢の人が「素晴らしい」と絶賛しているのだから 本当はいいミュージカルなのかもしれない。 アタシはそうは思わないが。 上から2番目の料金席の割に遠かった・・・ ↑スタンディングオベーション のアタマ
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*さよならトロント 〜2004年5月19日〜
こうして月日はあっという間に流れていき、5月も半ばを過ぎた。 当初は5月14日にトロントを出るつもりでいたのだが、やっぱり予定を変更して18日 まで居ることにした。 それからナイアガラ・オタワ・モントリオール・ケベック・ハリファックスを観光して5月 31日にPEI(プリンスエドワード島)に戻る予定を立てた。 今度の移動手段もまた長距離バスの15日間パスだ。
トロントを出る最後の8日間だけ、チューター(家庭教師)をお願いしてみた。 毎日1.5時間、先生の家で英語のレッスンを受けた。 先生は日系カナディアン男性で、最初アタシは「スピーキングやリスニングなどを習い たい」と言ったのだが、トライアルを受けたら「発音をやった方がいい」と言われて しまった。ハイハイどうせ発音もサイアクですよ。 そこで次の日から8日間、毎日発音を習った。 今まであまり発音に注意を払っていなかったのがいけなかった。全くダメダメ。 でも色々教わってとてもいい勉強になった。 アタシはてぃむてぃむに行くといつもクロワッサンを頼む。すごく美味しいのだ。 しかし注文する時、どーーーーーーーしても通じなかった。 それを先生に言ったら、 「コゥワッソーン」(ソが高い) と言ってみるといいと教えてくれた。 そこで次の日試すと、あら不思議!本当に通じてしまった。 いや〜発音って大事だねぇ。これはフランス語だから英語とは関係ないけど。
トロントの最後の思い出にどこかレストランへ行きたいな〜と思ったアタシは、先生 に教わった「マルシェ」という有名なレストランへ行ってみた。 そこは一人でも全く気にならずに入ることが出来るレストランだった。 市場のような内装になっていて、客はスタンプカードを片手に店の中をウロウロ しながら食べたいモノを探す。 店の中のあちこちで色々な種類の食べ物を売っていて、好きな食べ物をもらったら カードにスタンプを押してもらい、最後にレジで清算となる。 雰囲気が楽しげだしなんだか食べ放題みたいな感じなので、つい色々買ってしまい そうになる。 まぁその日はお茶のつもりだったので、絞り立てのパパイヤジュースとケーキを試し たらとても美味しかった。 食材にもかなりこだわりがあるようだ。また来たいな。 ホントは写真撮影不可です
5月18日は雨という予報だったので、結局出発を19日に延ばした。 中国に行っている大家さんには連絡が出来なかったが、アタシが1日でも長く借りて 家賃を払ってくれる方がいいに決まっているのでそのままにしていた。 ところが近所に住んでいる大家さんの親戚が18日の昼間にやってきて、アタシが 居ない間に全てのドアの鍵を閉めてしまった。 玄関のドアのさらに外側に木のドアがあり、それは内側からしか鍵を開けられない ようになっていた。 アタシが家に帰ってみるとそれが閉まっていて、どうしても開けることが出来ない。 しょうがないのでベースメント(地下の階)へ行って住人たちに助けを求めた。 中でも中国人の若い男の子はとても親切で、親戚の家に電話を掛けてくれたり心配 してくれたりした。 結局夜にやっと親戚の人が来てドアを開けてくれ、ようやくアタシは家の中に入る ことが出来、おかげでまた徹夜の出発準備を余儀なくされたのだった。
こうして5月19日の朝、部屋を片付け荷物を準備し、延長分の家賃を部屋に残して アタシはトロントを後にしナイアガラへと向かった。 4年前に初めて来た時は「なんて素晴らしい街なんだろう」と感動したトロントだった のだが、カナダの多くの街を見てから来た今回は、とてもそうは思えなかった。 都会過ぎる。大き過ぎる。 自分でもビックリなのだが、アタシはトロントよりバンクーバーの方がいいと思うのだ。 バンクーバーは若いアジア人留学生で溢れてアジアン言語飛びまくりだが、ダウン タウンはちょうどいい大きさだし自然がとても豊富で美しい。 トロントにも自然はあるが、バンクーバーには負けると思う。 アタシの目には、トロントはただの都会にしか映らなかった。 ページの先頭へ戻る
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