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*今度は火災警報器
10月に入った。 ウワサに聞いていた通り、雨の日が多くなり肌寒くなってきた。 朝起きてもまだ暗い。夕方もすぐ暗くなる。 夏は毎日晴天でふらふらだったからたまにはこういうのもいいなーと思うが、毎日 はちょっとなあ。 ある時は、ふと外を見ると真っ白だった。霧らしい。しかし街の中でこんな深い霧を 見たことがなくて驚いた。 イングリッシュ・ベイからは頻繁に霧笛が聞こえてきて、ここが港町であることを実感 させた。 意味があるような無いような写真
そんなある日家に居ると、突然けたたましい音でジリジリジリジリと何かが鳴り出した。 一瞬またやっちゃったかと台所の方を見たが、そうではなくて外の廊下の火災警報器 が鳴っているのだった。 うちのフロアだけでなくアパート全体がジリジリジリジリ大騒ぎなので、みんな泡食って 外に飛び出しているかとドアからアタマを突き出して様子を見たが、廊下には誰も 居ない。 斜め向かいを見ると、アタシと全く同じ様子でアタマを出している日本人顔の女の子 が居た。 思わずお互い顔を見合わせ、どうしたんでしょ〜という顔をした。
煙も臭いもないので火事ではないはずだが、念のためKちゃんのところに電話をし、 相談した結果「絶対違うだろうけど一応大事なものを持って降りましょかね」ということ になった。 相変わらずジリジリうるさい中で、アタシはリュックを掴んで中身(学校のモノ)をバサッ と放り出し、まずサイフと貴重品袋を突っ込み、パソコンとケーブル類とデジカメと 充電器と電子辞書も突っ込んだ。 それから何を思ったのか、人から借りているビデオと光熱費の請求書まで突っ込んだ。 さらに万が一焼け出されたら後で困る、という所まで思い付き、外していた腕時計を 付け、いつもビーチサンダルを履くところをスニーカーのために靴下を履き、よれよれ のTシャツがみっともない、と着替えた。 もし本当に火事だったら絶対死んでるな、こりゃ。
こうしてボサボサのアタマにパンパンのリュックを背負ったおのぼりさんスタイルで外 に出ると、さっきの彼女もちょうど出てきたところだった。 彼女はカバンも持たず軽装で、お互い相手の格好をいぶかしんだ。 対照的な二人は非常階段の扉を開け、他のカナダ人と一緒に降り始めた。 アタシたちのフロアはかなり上の方なので、はーはー言いながら(アタシだけ)グル グル降りていると、途中でピタッと音が止んだ。 で、仕方なくまたひーひー言いながら(同)またグルグル上がって、すっかり汗だくに なってしまった。 こら〜〜!止まるならもっと早く止まらんかーいっ!!
そんなワケでやっぱりただの間違いだったらしいが、でもお陰で知らなかったご近所 サンがわかった。今度遊びに行こう。 ページの先頭へ戻る
*リンバレーで冒険 〜2003年10月12日〜
これまでに何度も出てきた通り、日本にいる友人T氏には色々世話になっている。 そのT氏が10月半ばに遊びに来た。 そこであちこち連れていってやろうと思ったが、T氏はバンクーバーに留学経験がある ので大抵の場所には行ったことがある。 それなら「リンバレー」というマイナーな所へ行こうということになった。
リンバレーというのは対岸のノースバンクーバーにある森で、つり橋もある。 でもキャピラノのつり橋のように有名ではないので観光地化されていないと聞いた。 それいいじゃん!と、雨季の中ながらたまたま晴天になった日に出掛けた。
228番のバスでノースバンの山を上がり、終点で降りた。 周りは木だらけの綺麗なところだった。 さっそくトレイルの入り口と書いてある看板のところから中へ入ってみた。 しばらく鬱蒼とした森の中を下っていくと、やがて川の音が聞こえた。 お、いいねぇと行こうとしたが、途中でフェンスに阻まれて進めなくなってしまった。 たぶん夏にあった山火事のために設置されたものだと思う。 秘境
仕方なく戻り、別の道を下ってつり橋へ行ってみた。 キャピラノのつり橋と比べると少しちゃちいが、誰も居ないのがとても良かった。 橋を渡ると先は森で、トレイルが下の方へ向かって続いていた。それをどんどん下って 歩いていくと川に出た。 とても綺麗な川で、水が透明だった。 人気なし? こんなにキレイな場所なのに
川で休憩してからさらに先へ進んだ。 ここまで来るともう戻るのがめんどくさいので、どこかバスの通る道に出てくれないかと 期待した。 が、周りはますます深い森になり、道もはっきりしなくなってきた。 その頃には夕暮れになり、周囲真っ暗・人はナシ。だんだん不安になってきた。 二人ともなんとなく黙りこくりひたすら歩いていくと、トレイルは途中でまた行き止まり になってしまった。とほほ。 で、来た道を戻り、かなり歩いてようやくバスに乗ることが出来た。
バンクーバーは都会なのに、こんな風に自然が豊かですごいと思う。 遭難しなくて良かった・・・。 滝だってあるのにねぇ ページの先頭へ戻る
*今頃スタンレーパーク 〜2003年10月14日〜
バンクーバーでスタンレーパークはとても重要な観光地の一つ。 なのに、アタシは3ヵ月以上住んでいながらなぜか行ったことがなかった。 自然大好きなのに・・・。 で、やっと今になってT氏と共に行くことが出来た。
うちのアパートからすぐ近くのこの公園はほとんど森状態で、なんでも日比谷公園の 約25倍なんだそうだ。でかっ。 歩いていくと所々にバス停やカフェなどもあり、1日中楽しめそうだった。 やっぱり規模が違う 逃げ惑うガン。ごめんよ
さらに色々歩いていくと水族館があった。高くて入るのはやめたが、外からガラスを 通してなぜか白クジラのショーをバッチリ見ることが出来た。 さすが大雑把なカナダ人。 白クジラは八景島シーパラダイスで何度も見ている白イルカによく似ていたが、イルカ より骨格がゴツゴツしていてクジラとわかった。 目の前でおねーさんがクジラにエサをやっていて、口の中までよく見えちょっとブキミ だった。 入り口の奇妙キテレツなオブジェ タダでこんなに見られます
そろそろスタンレーパークでも他の場所でも紅葉が始まり、木々の色が鮮やかな黄色 からさらに赤へと美しく変わり始めている。 道には枯葉がたくさん落ちていて、どれもカエデの葉っぱだった。本当にカナダには カエデが多いらしい。 もうすぐ冬なんだなあ・・・。 まっかっか 通りも色づき、 車も色づき、
上から下まで色づく・・・
これは脱皮途中 ページの先頭へ戻る
*ダメダメからの脱出 −6ヶ月目−
とうとう出発して半年が経ってしまった。折り返し地点だ。 あっという間だったけれど、今までの人生にはなかった貴重な経験が出来た。
海外生活が半年も経ってくると、だんだん余計なことを覚えたくなるものだ。 例えばこういう言葉を使いたくなってくる。 「オー マイ グッネス!」(=なんてこったい!)または「オー マイ・・・」 「オッオー」(=あららー、ちょっと違うかな) 「ウップス!」(=おっと!みたいな) そんな言葉を練習している場合ではないとゆーのに・・・。
しかし「ウップス」はまだ慣れていないので、何かあると「ウッ!」と声を詰まらせ、 その後「・・・プス」と付け加えているだけ。 かなりマヌケなので次の1ヶ月までにはスムーズに言えるように練習しておこう、と、 そんなどーでもいいことにばかり気を回している、6ヶ月目のアタシなのであった。 ページの先頭へ戻る
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