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ロンドンひとり旅 旅行記前編

 

*準備が面倒な1週間前    〜2001年9月25日〜

あと約1週間でロンドンへ!それにしても準備ってめんどくさい。

行き先をロンドンに決めてから、ネットで格安航空券を色々調べた。

うーん10月でも結構高いなあ・・・。

だいたいヨーロッパっていうのは、行った当日は寝るだけ&帰る日は宿を

出たらすぐ空港へ・・・というのが多くて、宿代が実にもったいない。

ここはひとつアジアでゆっくり乗り継ぎをして、翌日朝に現地に着くように

すれば1泊浮くぞ!しかも4日目の夜に出てしまって6日目の朝成田に

着けば、その日は休んで次の日しぶしぶ仕事に行く心の準備が出来る。

これで現地には丸3日いられる。

という訳で、マイルも貯められるタイ国際航空を利用することにした。

しかし乗り継ぎで待つ時間はなんと9時間!

うーん、いったいどうやって過ごしたらいいんだろう??

 

ホテルは、とあるページの口コミ情報を読んで驚愕した。体力勝負の旅

だし、宿くらいは9000円〜1万円代でどうかな?と色々調べていたの

だが、ロンドンのホテルがそんなに悪いなんて・・・。

ト、トイレに残りモノ・・・??

惨憺たる状況の中、“アトラスアポロ”というプチホテルだけはまあまあ

いい評価が載っていて、しかも1泊9400円だったのでここにすること

にした。でも大丈夫かなあ・・・どきどき。

本当はシャーロックホームズホテルに泊まってマニアックな気分に浸り

たかった!でも1泊16000円じゃあな〜。。。

女一人で泊まる向きでもなさそうだし。またいつか・・・。

 

二日目の現地ツアーも手配が済み、後は現地でどう行動するか予定を

立てなくては。

・・・面倒だから明日にしよう・・・。

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*徹夜で過ごす出発前夜    〜2001年10月2日〜

なんだかんだしているうちに、いよいよ出発前夜になった。

ギリギリにならないと何もしないヒトなので、いまだに半分くらいしか準備

が出来ていない。

結局ロンドンアイの予約は間に合わなかった。現地でなんとかしてみる

ほかない。ダメなら諦めるかなー、高いし。

このご時世だから、きっとイギリス入国審査はめちゃめちゃキビシイこと

だろう。ただでさえキツイと聞いているのに・・・。

初めてカナダに行った時は、「Pardon???」を繰り返していたら呆れて

通してくれたっけ。今回は強制送還かも?

 

それにしてもテロなんか起きたりして、世の中すっかり物騒になって

しまった。「次はロンドンが危ない」なんてウワサも耳にした。

もちろんそんなことで旅を迷うようなアタシではないが。

デジカメには、奮発して買ったスマートメディア128MBを用意。

これだけあれば枚数の心配はナシ。

明日は朝6時前に出発予定。絶対に起きられない自信があるので今夜

は徹夜。

「エリザベス」や「恋に落ちたシェイクスピア」、「ノッティングヒルの恋人」

などそれっぽい映画たちで予習しつつ、夜はふけてゆく・・・。

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*成田空港からバンコクへ   〜2001年10月3日〜

ついに出発!

 

予定通り5:55出発。電車の中で爆睡し、成田近くでふと目を覚ますと

ヒトの林が。誰よみんな怖がってキャンセルだらけさなんて言ったのは。

空港に着いたのはフライト時刻の2時間半前だった。テロのせいで

警備員がいっぱい。等間隔に立っていてなんだか落ち着かないなあ。

チェックインは2時間前と思い込んでいたので、待っている間に持ってきた

パンでもこっそり食べよっかなーと考え、目立つとイヤなので陰の方に

あるベンチへ向かうと・・・ん?警備員がくっついてくる・・・。

あー、アタシ怪しまれてるのね〜(;^_^A

しょうがないので視線を意識しつつ堂々とパンをかじる、とほほ。

 

それから両替所を探しつつ3階出発階へ上がってみると、出発ボード

(っていうのかな)のタイ航空641便が”CHECK IN”中に。

あれっ、2時間前じゃなかったの!?

チェックインカウンターに入るのも長蛇の列で、仕方なく並んで入り口

付近までようやく来たら、「荷物預けるんじゃなかったらそのまま通って

どーぞ」。

早く行ってよぉ〜〜〜。

 

そんなこんなでようやくタイ航空の飛行機搭乗となった。

タイ航空は初めてなので、民族衣装のスチュワーデスさんが新鮮!

しかも男性スチュワートさん微笑んでる・・・さすが微笑みの国・タイです。

でも飛行機は3列・4列・3列と大きい上に乗客がびっしり。全然すいて

いなくてがっかりした。みんなもっとテロを警戒しようよ。

今回はボストンバック一つなので機内持ち込みにして、しかも座席の

足元に置いておいた。これで足を乗っけておけてラクチン。

 

一番わくわくする離陸がすむと、毎回必ずすぐ寝てしまうアタシ。

サービスが来るたびに隣のオジさんが起こしてくれたり食器を下げて

くれたりと、世話を焼いてくれた。

いい人だなあ、オジさんじゃなくてオジ様と呼ぼう(心の中で)。

不便とわかっていつつ、張り付いて外を眺めたいばっかりに必ず窓側の

席を頼んでしまうアタシだった。

 

旅行最初の機内食はやっぱり寿司やソバが出た。一人だと退屈なので

魚と肉とどっちを選ぶか早くから真剣に悩んでいたというのに、選んだ肉

はちょーーーーー硬くて付け合わせもイマイチ。

隣の親切オジ様が食べている魚をつい横目でチラチラ。あっちにすれば

良かった・・・。

でも途中で出たおやつの和菓子はおおっ!ホントに普通の生菓子で

美味しかった(一応フォロー)。

 

いつも楽しみな映画はアタシの席からよく見えないので断念。

いいもん、世界制服を企むネコとそれを阻止しようとするイヌのバトル

なんて(たぶんそんな話)。

代わりに寝ている間に、飛行機はバンコクに到着した。

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*バンコク空港を知り尽くしてロンドンへ

バンコクだ!

 

初めて空から見るバンコクは、山が全然見当たらなくてのっぺりしてる

なーという感じだった。

空港に到着して降りてみると暑い!かなり蒸し暑くてタイに来たという

実感が沸く。

到着前に機内でタイの入出国カードが配られたが、当然英語のわからん

箇所がいっぱいあって苦労した。

でも到着してみて、その苦労は水の泡だったことに気付いた。

よく考えたらアタシはタイに入国しないんだった。

アタシの単純なアタマはイギリスのことでいっぱいで、タイに入国なんて

カケラも考えていなかったし、今更そんな気もない。

という訳で、入国審査のゲート前までの範囲で、バンコク空港をうろうろ

するしかないのだった。

で、予定通り空港内をうろうろうろうろうろうろうろ・・・・動物園のゴリラの

ように、延々9時間。

端から端まで行ったり来たりして、このためにたくさん持ってきた雑誌を

片っ端から読破して、カバンを枕にうたたねしたりして(防犯対策は万全

にした上で)、気のと〜おくなるような時間を過ごした。

歩き回ったお陰でバンコク空港博士!もお何でも聞いて。

 

そんなツライ時間もやっと終わり、とうとうロンドン行き910便搭乗時刻と

なった。空港の堅いベンチと比べて機内のシートのなんと柔らかく心地

良いこと・・・。

だからであろう。あれだけ空港で寝こけてたくせに、離陸の興奮が冷める

とまたまた熟睡・・・。

ふと気付くと機内は真っ暗のお休みモードに。

あれっ?もしかして、寝ることの次に好きな食事タイムが終わってるん

じゃ・・。

誰も起こしてくれなかった!

がーん、大事な大事な大事な食事を1食逃してしまった・・・。

(頼めば持ってきてもらえることを知らなかった)

 

次に出た食事の爽やかなヨーグルトをふてくされ顔で食べているうちに、

飛行機はいよいよロンドンに近付いてきた。

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*恐怖の入国審査      〜2001年10月4日〜

やっとロンドンだ!

 

雲間からロンドン市街が見えてきたが、うわっゴチャゴチャ・・・。以前

行ったカナダの時のような美しい光景とはかなり違っていた。本当に

建物がいっぱいで、東京に戻ってきたような気分。しかも迷路のように

クネクネと入り組んでいてちょっとキモち悪い。これがロンドンの姿なん

だから文句はないんだけど・・・。つい愛するカナダと比較してしまう。

 

いくら遅れてもスーパー熱烈大歓迎だったバンコク行きは定刻通り

だったくせに、ロンドン行きに限って定刻より1時間も遅れ、8時半近くに

ヒースロー空港に到着した。くっそー、5分刻みで予定を立ててるって

のにっ!

機内を前に向かって歩いていてびっくり。毛布や枕やゴミが散乱して

いてひどい状態なのだ。まるでわざとやったかのようにしっちゃか

めっちゃかで、片付ける人が気の毒になった。

イギリス人ってもっと紳士的だと思ったのに・・・。

 

ヒースロー空港はとても大きく、ひたすら歩いてようやく恐怖の入国

審査のところまでやってきた。

この旅の中で一番の難関だと思っているので(始まったばかりだが・・・)

心臓ばくばく。入出国カードは「地球の歩き方」の通りに書いたので

大丈夫だと思うけれど、何て言っているのかわからなかったら話になら

ない。

ゆっくりしゃべってねって言おうかな〜、うっでもそれにはなんて言えば

・・・えーとえーと・・・と考えているうちに、係りのお兄さんの前まで来て

しまった。

お兄さんが「Hello」。これならわかるので緊張しながら「Hello」と答える。

また「Hello」と言うのでこっちもまた「Hello」。

またまたお兄さんが「Hello」。またあ?随分愛想のいい兄ちゃんだなあ、

けど一応「Hello」・・・・・・・・・ん、ヘンだな、よーーーーーく聞いてみると、

 

「How long?」。

 

あ、やばい。期間を聞いてたのね。。ちょっと赤面しつつ3日間と答えた。

気付かなかったら永遠に挨拶しているところだった。

それから内心笑っているであろう彼が「Sightseeing?」。これはなんとか

わかってYesと答えて終了。

無事に(?)クリアできた!!

 

こうしてやっとロンドン市内へ向けて出発出来ることになったのだった。

はぁ・・・・。

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*ロンドン市内観光

ロンドン市内へ向けて出発だ!

 

ヒースロー空港から市内へ行くにはいくつか方法がある。一番安いのは

地下鉄だけど時間が掛かる。

ここはちょっと、いやかなり奮発して、一番早いヒースローエクスプレスと

いう鉄道で行くことにした。これは地下鉄の5倍以上の値段だが、時間

は3分の1で済む(5分の1じゃあないのね・・・)。

 

やっぱり高いせいなのか、ヒースローエクスプレスは思いっきりすいて

いた。綺麗で広くて市内まであっという間。高いだけあるな。

鼻歌で「世界の車窓から」を歌っている間に20分足らずでパディントン駅

に着いた。いかにもな外国の鉄道駅に感動しつつ、地下鉄に乗り換える

ためにベーカールー線へ。

旅行者の味方”ワンデイトラベルカード”(朝9時半から乗り放題切符)を

買って、初めて有名な地下鉄”チューブ”に乗った。

本当にチューブって感じ。天井が丸くて狭くて、歯磨きを連想する。

チャリングクロス駅に着きカバンを預けようとしたが、あると聞いていた

預かり所がない。

おかしいなあと思いつつ、めんどくさいので荷物を持ったままとっとと地上

に上がってしまった。

そしたら目の前に有名なトラファルガー広場が!ネルソン像他たくさんの

像が並び、噴水がある。周囲を太い道が囲み、ものすごくたくさんの車が

びゅんびゅん走っている。真っ赤なダブルデッカーがいっぱい!

嬉しくなってしばらくぼけーっとしていた。

それからウェストミンスター寺院を見に行くつもりがさっそく道を間違えた

が、お陰でかわいいシャーロックホームズパブを見つけたり、騎馬警官

の写真を撮りまくったりしながら、11時のホース・ガーズの騎兵交替を

見に行った。

兵隊さんの交替式といえばバッキンガムが有名だが、10月は奇数日

のみなのでダメだったのだ。そこで代わりにホース・ガーズにした。

なかなかカッコよくてイギリスらしく素敵だったが、すぐ終わるだろうと

思っていたのに25分も掛かってしまった(馬も飽きてモヨオしていた)。

 

ようやく終わったので、セントジェームジィーズパークを通ってバッキン

ガム宮殿へ。とても綺麗な公園でリスもちょろちょろ。

今年の宮殿の内部見学はちょうど昨日までだったので入れなくて残念。

門の柵を掴んでじーっと中を覗くだけで我慢。つまんないので写真を

撮るだけですぐ終わりにしてしまった。

今度はグリーンパークを通ってピカデリー通りへ。この公園も木が

いっぱいあって名前通り。綺麗だなあ!

ピカデリー通りに出てから右へ曲がってピカデリーサーカスへ向かった。

大きな通りで車も人もすごい。盗人が居そうでちょっと怖い。

王立芸術院、フォトナムメイソンなどを見つつ、ついに有名なピカデリー

サーカスへ!

・・・え、これだけ?というちんまりした広場にガッカリした。車がびゅん

びゅん走る中にぽつんとある溜まり場ってところ。

実際チンケなんだけれど、もしかしたらアタシは「サーカス」という名前に

ついつい全く違う華やかな想像をしていたのかもしれない。

大きな勘違いだ。

ここでお昼を食べ、今度はこれまた有名なリージェントストリートへGo。

ここも車と人だらけで、大きなブランド店がずらり。

いかにも日本人が多そうな通りだった。無印良品(MUJIという名前)も

あった。こういうところは全然興味がない。

オックスフォードサーカスから右へ曲がってオックスフォードストリートを

歩いたが、ここも大して変わらない。一応大英博物館を目指したがまた

道に迷い相当遠回りをしてしまった。こんな住宅地みたいなところにある

とは。

大英博物館はとてもとても大きくて、ちょっとやそっとでは見きれない。

もともと彫像物系には興味がないので1時間程度で帰るつもりでザッと

歩いてみた。あちこちでガイドツアーをやっていて、参加しているのは

ほとんどみんな日本人。

ミイラを見たかったけれどどこにあるのかわからなかった(もちろん訊け

ない)。

それにしてもこれが無料なんて、本当に太っ腹!!(ただしカンパあり)

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*ロンドン市内観光 続き

ここまでずっと大きなカバンを持っていたので(預けりゃ良かったん

だけどなんかめんどくさかった)肩が痛くて、とにかく宿へ行こう!と

思い、地下鉄に乗ってアールズコートへ行った。

たいして時間も掛からず着くと、アールズコートの駅の周りはちょっと

落ち着いた感じで、ロンドン中心部よりずっといい雰囲気で気に入った。

アトラスアポロホテルは大通りからほんのちょっと細い道を入ったところ

にあって、静かでとてもいい所だった。

ズボンの内側に入れていた貴重品袋の中身が汗でヨレヨレしてしまい、

ホテルクーポンを出すのが恥ずかしかったし実際笑われたけれど、でも

人の感じがいいし、心配していた部屋もこぢんまりしてかわいくてホッ。

バス・トイレも綺麗。あー良かった!

でもロックの仕方がわからなくてポーターさんを呼んで教えてもらうのに

苦労した。とりあえず「プリーズティーチミー」とか言って「キー、キー」と

回すマネと途方にくれたというジェスチャーをしたらわかってくれた。

情けないが適当にやれば何とか通じるもんだ。

 

やっと荷物がなくなって身軽になったので、うきうきしながらホテルを

出て、今度は歩いてケンジントンパークへ行ってみた。

途中、ウワサ通り大きな24時間スーパーがあって嬉しくなった。これで

明日の食料はOK。

軽い散歩程度で着いたケンジントンパークは、これまた超大きくて緑が

いっぱいで池には水鳥だらけの素晴らしい公園だった。

のんびりしたかったけれど閉館時間が迫っていたのでそのままケンジン

トン宮殿を見学。厳重な検査があって驚いた。英語の携帯ガイドを

貸してくれたけれど全く意味不明。でも恥ずかしいので聴いているフリを

しながら周った。それはそれである意味恥ずかしかった。

ああ、英語がわかれば!!

 

それから公園を出て、いよいよダブルデッカーに乗ってみた。当然2階

に上がってみるとなんといい景色!そろそろ持病の頭痛がしてきて

いたが、それでもいい気分だった。どうやって降りるか忘れたし面倒

なので終点まで行ってしまった。

頭痛が激しくなってきたので近くのカフェでお茶を飲みながら休憩。

(これも簡単に注文できた訳ではない)

時間がもったいないので30分ほど休んでからコヴェントガーデンへ

行ってみた。「マイ・フェア・レディ」のところだが、イメージしていたより

こぢんまりしていたし新しい感じがした。

 

ここから後は、適当に道を歩いて時々はベンチに座ってボーっとしたり

して散歩をした。夜のテムズ川はちょっと寒かったけれど、静かでいい

雰囲気だった。

川の反対側からビッグベンや国会議事堂を眺めて日々の仕事のことを

忘れるのは至福の喜び。

もっと休みがあればいいのになあ・・・。

 

こうしてロンドン1日目が終った。

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